「虫歯に種類があるのを知っていますか?」

虫歯には虫歯の進行度を表すC0、C1、C2、C3、C4という分類もありますが、実は虫歯には『急性型の虫歯』『慢性型の虫歯』があります。

『急性型の虫歯』とは、ミュータンス菌が砂糖などからベタベタしてしつこい歯垢(歯についた汚れ)を作ることが原因の虫歯です。
若い方によくみられ、進行速度が速い虫歯で下へ下へと広がっていく性質を持っているため、歯の中にある神経まで到達する期間も短くなっています。
虫歯の色は黄色みがかった比較的薄い色なので見つけにくいです。

『慢性型の虫歯』とは、ラクトバチラス(菌の名前)などがサラサラの歯垢を作ることが原因の虫歯です。
中高年の方によくみられ、比較的進行速度は遅く、浅く広く広がっていく性質を持っています。
虫歯の色は黒〜茶褐色をしていて『急性型の虫歯』よりは見つけやすいでしょう。

『慢性型の虫歯』は治さなくていい?


確かに慢性型の虫歯の場合、削らず経過観察する場合もよくあります。
初期の虫歯、穴が開いていない場合は※再石灰化により治る場合がありますし、歯を削り虫歯を取り除いた後には、削った部分を歯科材料で補いますが、歯科材料と歯との間から虫歯が再発するケースも多く、治療を繰り返していくたび歯が弱くなり、歯の寿命も短くなってしまいます。
『慢性型の虫歯』はきちんとしたホームケア、定期検診、フッ素塗布などにより、比較的容易に進行を止めて安定させることができます。
しかし虫歯ですので、きちんとケアできなければ進行してしまいます。
なので、日頃からおうちでの歯磨き、定期検診、フッ素塗布などで大事に歯を守っていきましょう。

※ 再石灰化とは、口中で常に起きている現象で、歯の脱灰(歯の表面からミネラル分が溶けだした状態)した部分に、唾液からミネラルが補給され、エナメル質の結晶を新しく形成し、元の健康な状態に戻す現象です。

虫歯の早期発見、定期検診は岡山県玉野市の千葉歯科医院にぜひおまかせください。

千葉歯科の記事をご覧いただきありがとうございます。
歯に関わる皆様のお役に立てる様々なトピックをご紹介していきますので、また見てくださいね!

お気軽にお問い合わせください。0863-81-0039

お問い合わせ お気軽にお問い合わせください